スマイルプリキュア#43話感想文【そんなのまだ、習ってないよ!】

一年生の時に申し込んだ海外留学制度の対象生となったれいかさん。
日本の優秀な中学生がイギリスに留学するというかなりハイレベルな制度のようです。
もちろん、みゆきややよいのような一般人は存在すら知らない制度のような気がします。

そんなこんなで青天の霹靂。現状プリキュアとして活動中の身なので、留学するにはプリキュアをやめるしかありません。過去に何人かプリキュアと人生の選択を秤にかけた人達もいましたが、今回はいかに……という話。


留学が決まったことに対して、皆一様に祝福して応援してくれているが、れいかはもろ手を挙げて喜ぶ事ができずにいました。

そんな気持ちをれいかの瞳に見たのか、爺さん(メビウス様)は「道」という字を通じて静かに諭しますが、mktn以上の完璧さを持ったれいかさんでも事ここに及んで万事休す。

一方、れいかをプリキュアメンバーは優しく背中を押します。そりゃ、友達だもんね。
しかし、みゆきたちプリキュアも「友達」が留学してしまう事に対して、どうにもならない感情を抱えているようです。キャンディにはその機微がまだ理解できていないようでした。


場面変わって弓道場。れいかさんが弓を引いていますが、なかなか的を捕らえられません。
その時、真横からジョーカーさんが出現。相変わらず変態です。
戦闘態勢をとるも、ジョーカーの部屋へ連れて行かれてしまいます。(私の部屋とかww)

ジョーカーは留学を祝ってくれるそうです。なぜなら、プリキュアが何もしないでも一人減ってくれるから。あれ?ジョーカーさん。ならば黙っていればよかったのでは?
恐らく、れいかさんはこの時点では状況に流されて留学したと思うよ?


ともかく、ジョーカーの精神攻撃が始まります。
留学をすればプリキュアでいられなくなる(みゆき達と一緒にいられなくなる)が、皆の期待に答えることができるし、より高次の人間になることができる。
留学しなければその逆。

一般的に考えれば、留学の方が魅力的に決まっている。だからこそ、れいかさんは首を横に振ることができませんでした。それこそがジョーカーさんの思うつぼという事になります。
任期満了、円満卒業……。そんな言葉を並べられてれいかさんはついに変身が解けてしまいます。こうなると、キュアビューティーではなくただの「青木れいか」です。


そんな時不思議空間に取り込まれて残りのプリキュアもジョーカーの部屋へやってきます。
「なんで変身してないの?」という問いかけに答えられないれいかさん。アカンベェを差し向け、れいかに対する精神攻撃が続きます。


本当なら友人の留学を笑顔で見送ってあげたいが、みゆき以下4人はれいかさんの事が好き過ぎるので、ただただ泣くことしかできません。
青木さんも皆と離れたくないと涙を流します。

ジョーカーさんは彼女達を見て全員まとめておしまいにしようとしますが、れいかさんの「プリキュア続行宣言」+覚醒のコンボで20話近辺以来のタイマンとなりました。
今回はキャラソンまでかかる力の入れよう。終始ジョーカーさんが当たり前のことを口走ってて笑える。

最終的に、留学は断ることにした。人生的には一本道をいけた方が楽だけど、その一本道を続けるのがいいのか途中で回り道をするのがよいのかは自分で決めるしかない。
れいかさんの物語が全体から見てうまくあらわされていたのかは微妙だけど、この話だけならば落とし所として妥当なのかな。


【細かい感想】

今回は少し長め……かも。

①ジョーカーさんとれいかさん

私は基本的にカプ厨なので、気にはなっていた二人ですが……。
ジョーカーさんはホントに変態というかなんというか……いかがわしいエデンの園から来たんじゃないかと思うぐらい薄い本向け(笑)

おまけにすぐ二人きりにさせたがるから余計に性質が悪いよ、いい意味で。
そういう意味では今日はビックリでした。真横から現れたり、一瞬で自分の部屋に連れてくし、陰険な言葉攻め……etc 全体的に距離感が近過ぎる。パーソナルスペースを飛び越えることに対しては、ノーザさんといい勝負だな……。


②留学しなかったわけだが

何が言いたいかはもうわかると思うんだけど、「あの後どうしたの?」
ちなみに、先週言っていた生徒会長の件は一年時に申し込んだことで矛盾回避してたね。
実際問題、プリキュア=友達と一緒にいたいから、選抜留学を断るってのはちょっと難しいと思うんだが……。
ただ、それこそファンタジーの世界なんだろうなという気もしています。

③ニコちゃんとは何だったのか……。

次回はみゆきの個人最終回。
笑顔の大切さを教えてくれた友人が登場しますが……あれ?ニコちゃんじゃなかったの?
普通に一番最初にできた友達という表現じゃダメだったのか?