スマイルプリキュア#19感想文【だが、団。テメーは駄目だ】

来週が父の日と言う事で、萌えアニメに片足突っ込んではいても教育番組という視点を失わないプリキュアさん。しかし、今回の父親のエピソードは力の入れ具合が半端じゃなかったですね。


☆以下大体の流れ。

思春期の今だからこそ自分たちの名前の由来を知りましょう。という学級活動から今回の物語は始まります。

改まって聞くのが恥ずかしいなぁ……などとクラスメイトが騒ぐ中またしても浮かない顔をしているのは黄瀬やよいさんです。

夜……。プリキュアの皆さんも自分の名前の由来を父親に聞く事にしました。

既に登場している電王コンビの後はれいかさんの父親が……出るかと思ったら出ませんでした。青木家は基本的にお爺さんの権力が強いようです。そりゃ、メビウス様だしね。

なおの父親は……いい男♂
角刈りの大工さんのようで「おとうちゃん」と呼ばれていました。


黄瀬家……。母親が帰る間に夕飯の準備を少しでもしておくやよい。段々不穏な空気になってまいりました。
母親と一緒にご飯を作りながら名前の由来について質問します。
それに対し母親はなぜやよいなのか理由はわからないけど父親が頑として付けた名前だと言いました。しかし今となってはその理由を知る術はありません。既に父親は鬼籍に入られていたのです。

母親は名前についてはやよいと父親しか知らない秘密があると言い出しました。しかし、やよいはそのことをもう覚えていません。

次の学級活動で各々の調べてきた事を発表しあうときになりました。
みゆきやれいかが自分の名前について淡々と由来を述べる中、やよいは辞書で調べた知識しか披露できませんでした。(まぁ、さすがに名付け親が鬼籍にいるとは言えないし)


放課後。雨の中5人で下校します。友人にはある程度事実を話します。
父親との思い出が思い出せないというやよいを4人は暖かく見守るようです。
なんかこの辺りのやりとりが今回すごく好きでした。父親が自分のことをどう思っていたのか不安になるやよいに対して「そんなの決まってるよ。パパはやよいちゃんのこと愛してた。絶対に誰よりも」と言ってみたり、コソコソついて行くのはどうかという仲間に対し「やよいちゃんに心からの笑顔が戻ったら黙って静かに帰ろう」といってみたり……。
過去のプリキュアさんの「大丈夫だよ!」のゴリ押しがあまり好きではなかったという事もありますが、どうにもならない事に対して一歩引くというのはみゆきも存外馬鹿じゃないなと思いました。

みゆきたちの勧めもあってやよいちゃんは仕事中の母親に会いに行き、事の真相を知ろうとします。

やよい母はキッズファッションの会社に勤めているらしく、今日は父の日の親子ファッションショーをやっている模様。どこかで見た服屋の看板とその店の支配人がくるようですが、ニアミスでよかったですね。後々乗り込んできそうですが。

父親との思い出の話をするやよいに、昔やよいが父に宛てた手紙と折り紙を見せる母親。
何か思い出せそうになるも、ウルフルンさん登場。一応バッドエンドなお仕事もしなきゃいけないので。

変身して立ち向かうも全然効かないで珍しくボコボコにされてしまうプリキュアさんたち。
やよいは自分の折り紙をアカンベェにされてしまって反応が遅れがちになってしまいます。
それでも、向かっていくのですが今回の敵は強くすぐにブッ飛ばされてしまいます。

しかし、そのブッ飛ばされた場所と言うのがかって父親と秘密の約束をした教会でした。
その教会を見てやよいは父親との思い出を思い出す事が出来ました。
これまで風景だけだった思い出の場所にやよいちゃんと父親の姿が追加されました。

来週にはまた通常営業かもしれませんが、今日だけは必殺技も本気で撃ちます。それが成長なのかどうかはまだわからないけれども。

れいか「名前は私たちが親に貰う最初の愛情なんですね」
キャンディ「永遠の愛情クル」

☆細かい事色々
・「誰も愛さないから愛されない」
ウルフルンの姓名判断らしいが……。哲学みたいな解説だな。

・口紅デコルとは何だったのか
完全に髪を弄る機械になっていた件について。

スペシャルカラフル
この手のコラボは続いて行くのでしょうか……まぁ、景色だけなら可能だろうな。

・クリーンナップBGM
過去のプリキュアでも泣かされたBGMで今日も朝から泣いてしまったw