スマイルプリキュア#27感想文【山の神さまがくれた水】

海・お祭りに続いて夏休み3回目は祖母の家に行くというものです。
当たり前の話ですが、5人一緒にです。キテレツ大百科でよくあったな、こんな話。


最近暑い日が続きます。
みゆきの祖母の家を目指す5人も夏の暑さにやられています。
特にあかねは夏バテ気味か珍しく休憩を申し出ます。


5人が小川の近くで足を止めていると、「河童に水中に引き込まれるよ」と人の声。
振り返ると、みゆきの祖母が立っていました。

祖母はこの山で野菜を作って生活しているらしく、みゆき達においしい野菜と、山の神秘について披露します。
みゆきにとって山の神秘の話は魅力的だったようですが、案の定他の4人はついていけてなかったようです。なおは妖怪と言う単語でビビっていました。

夕食後、なおとやよいが花火をしているのを縁側で見ながら話をする祖母とみゆき達。
どうやらこの旅の目的は、一人暮らしをしている祖母を同居させるための説得をすると言うためのものだったようです。

みゆきの申し出を「ここには宝物があるから」と断る祖母。
しかし、その宝物がなんなのかは秘密だそうです。


翌日……。
午前中は野菜の面倒をみんなでみて、昼までのつなぎにトウモロコシを食べるというコース。食ってばっかりのような気がしますが……。

今日のバッドエンド当番はウルフルンさん。
王国が熱いのでこちらも避暑に……。そこは昨日あかねが涼んでいた場所では?
どうやら昨日の話の中で出てきた河童と遭遇したようで、ビビって森の中から逃げ出してきました。

逃げ出した先にはいつものプリキュア5人組。
ここからは軽いコント。
バッドエナジーを集めようとするウルフルンに対し、何故か悟りきっているみゆき祖母。バッドエナジーのカウンターは進まず。とりあえずSアカンベェだけ出して家を破壊しようとするも、恐らく祖母の宝物であろう山の神の怒りを買い撃沈と言う流れでした。


「細かい感想など」

やっぱり5人と言うのは結構な人数なんだなと言うのが改めて思っています。
5やGOGOを触り程度しか見ていないので、一人ひとりのキャラがどこまで掘り下げられていたかという比較ができないのが悔しいところ。

何が言いたいかというと、このプリキュア設定自体は確証の無い部分も含めると多いのですが、それを見せるだけの尺が無い。今日のようにバッドエナジーの件をやらないという方法をとっても5人の個性を見せるのは難しいのかなと思います。27話まで来てまだ薄い。

後、前回はあれだけお祭りで喋りまくっていたキャンディが、またぬいぐるみになっていないとダメとあかねとやよいに言われているところも違和感。
脚本家同士の連携、もしくは脚本を連続で読む立場の人間が問題なのか、こういうチグハグが前作同様要所で見受けられる。

この辺りは上北版を読んで考えた事で、恐らく上北先生も含めて初期の設定集を見ながら各々のスマイルプリキュアを書いてて、その擦り合わせが上の人間で出来てないっていう感じだと思われる。月一連載の上北版はある程度制約を受けるとから仕方が無いとしても……。

祖母の家に行った目的が、同居を勧めるためってどうなのよ?
「あの描き方の」みゆきの両親がそんな事を言い出すとは思えないけどなぁ……。

色々言ったけど、ウルフルンさんは最高だった。
もっとああいうのやって是非に救済されてほしい。