ハピネスチャージプリキュア総評

完全にプリキュアがいない1週間を早く過ぎないかと思っている管理人です。
今日は前回予告したハピネスチャージプリキュアの総評となります。

今回の総評も全体の話を独自に区切って感想を述べていこうと思います。
最近注意書きばっかりですが、あくまでも個人の見解ですのでご了承ください。

①2人はプリキュア
物語最初期は「ひめがわがまま、めぐみはいい子」という印象からスタートしました。
この時期はとにかくひめが周囲と溶け込んでいくという展開を重視して関係性を構築していったのかなと考えます。

最序盤からひめがアクシアを開けたせいで幻影帝国が蘇り、巡り巡ってこの状況になり本来協力をしてくれるはずのプリキュア達と上手くいっていない描写が見られました。
じゃあ、ゆうゆうもプリンセスガン無視だったのか?っていう思考にたどり着くけど過ぎた事だしまあいいか(万能な締め)

キュアハニー登場編
キュアハニーについては「いつから」とか「なんで」とかいう理由の部分が全く持って明かされませんでした。これは今までのプリキュアの中でも初なのでは?
ゆうゆうがプリキュアとしての人間としても完成されていた事も大きく大きな話の起伏は無かったように感じました。

③脇役キャラ紹介編
ここでクローズアップされたいおな、増子さん、誠司は全編を通じて登場する事になりますが、なぜかタクマーやブルースカイ王国は立ち消えになってしまいました。
前者はともかく、後者を物語の中心として組み込まなかったのはかなりの謎。
ブルースカイ王国が適当になってしまうと、前半部でのひめの描写がほとんど無駄になってしまうような気がしないでもないです。

④いおな加入編
こうやって見ると殆ど半年の間、いおなはひめを恨み続けてきていることが分かって涙が、出ますよ……。
最終的な事を考えると、何故この時点でブルーはいおなとひめの間に入ってやらなかったのか疑問符がつくがブルーの事は言い始めると切りがないのでここだけ。
それ以上に主人公であるめぐみがひめといおなの間に割って入れないという事が妙に気になりました。(メサイアコンプレックスのせいなのね、そーなのね)

プリキュア合宿編
物語が日常生活から恋愛方面にシフトして言った期間です。
めぐみとブルーに対しひめと誠司という構図でスタートしましたが、ミラージュが控えている、かつ生き残る可能性が非常に高いため、ひめと誠司は文字通り無かった事にされてしまった感。
また劇場版のひめの恋愛も今一な成果だったため、今回の恋愛描写はひめにとってはかなり厳しい物であったと言えますね。

⑥イノセントフォーム編
メイクドレッサー入手後からはイノセントフォームに覚醒するために各々のプリキュアの成長度合いを確認……という感じ。

ここからはめぐみ以外は一歩下がってしまった感じがありました。ひめの文化祭での活躍は1話からの積み上げと言えなくもないですが、ゆうゆうといおなについてはぽっと出のゲストキャラとの絡みからイノセントフォームに覚醒している印象。

一方めぐみはファントムに図星を突かれ、深大寺ロケットで失敗をし、実母のかおりさんからも自分を優先するように言われて路頭に迷ったところでしてブルーが助言を行うことでプリキュア合宿編からのブルーへの感情が恋愛へと変わるという一連の流れでめぐみの課題点を白日の下に晒すことになりました。

ただ、そこから深い恋愛描写や改善描写に入っていくこと無くミラージュ様を取り戻すための戦いに自分から協力していくあたりが、めぐみの主人公としての立場なのかヒロインの辛さを感じさせます。

⑦幻影帝国決戦編
今年は少し早い敵集団との正面バトル。本放送時は正直この後に続く展開が全く読めなかったけど、ここでの話の構成はいたって簡単でした。
キュアテンダーで最強技を入手して最初に戦ったのがファントムなのは意外でしたが、更生してこの世界に残ってくれてうれしかったです。あんなネタになるキャラはなかなかいません。また、幻影帝国三幹部も割とあっさりと退場したんで、最終回では本当にサプライズという気がしました。

で、肝心のミラージュ戦ですがめぐみの方向性としては恋愛のベクトルなのかと思っていたけど、ブルーの反応がいまいちだったからなのか、単純に「よりを戻すだけだから」なのかはわかりませんでしたが、もう少し踏み込むと「失恋しちゃった」の涙が映えたのかなぁ……と。

⑧レッド編
このままレッドとの直接対決になるのかと思ったけど、関係者が誰もレッドについて言及しないままめぐみが被害にあい誠司に至ってはダーク化、この辺も誠司君との恋愛をやろうとしてるのかレッドの強大さを見せようとしてるのかどちらにも振り切れてなかった印象です。

まぁ、でも誠司戦ラストでの誠司の納得の落とし所を見る限り振り切るのは危険と踏んだのでしょう。レッドとブルーが兄弟ってのはあり得ない話じゃないけど、そうなると本当に規模間が小さい話になってしまうんじゃないかとも思いました(小並感)。


全体の感想

あんまり言うと放言感想文おじさんここに極まりになるから言わないけど、やっぱり全体的にハピネスチャージプリキュアは「ふわっとした」印象を受けました。
キャラクターにしても話の作り方にしても小道具にしても。
まぁ、いろんな方面に配慮してああいう感じになったのかなとは思ったけど……。

後はやっぱり戦闘能力の有無は別として、中学生という子供たちにとってまだまだ成熟した大人の存在って結構大きいなあと感じたシリーズでもありました。

ここまで4シリーズを年間視聴しました。最初の2作はかなり入れ込んでみていましたが、ドキドキでは一旦それを止めました。今回のハピネスチャージプリキュアもなるべく入り込みすぎないように見ようと思っていたので、その辺に関しては反省点もあります。

GOがどのような展開になるかはわかりませんが、天ノ川きららさんが可愛いので多分見ると思います。

それではまた。


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