初代ふたりはプリキュア感想文

去年の今頃購入した「ふたりはプリキュア」DVDBOX、ようやく見終わりました。

買ったときから淡々と見ていけば2ヶ月ぐらいで終わったんですが、なんとなくそんな感じじゃなくなって1年ぐらいかかってしまいました。

その間にもプリキュアシリーズの他の作品は何回も見ていて、スイートプリキュアはリアルタイムで50話近くを見ていました。
スイートプリキュアアレだったというのもありますが、初代すげえな。と思う事はこのDVDを見てかなりの回数ありました。

全く違う世界で生きてきた2人がある日突然コンビを組まされる。という刑事もののような話と中学生の日常を描いたプリキュアシリーズの元祖。

話の内容や登場人物などは検索すればいくらでも出てくるので、ここでは感想だけ。

自分がプリキュアシリーズにハマったのが2年前のハートキャッチ劇場版で、それまでこういった女児もののアニメを見たことがあったかというと「NO」なんですよ。

そもそも自分は小さいころからロボットや怪獣が出てくる話が好きで見ていましたが、ドラマパートよりアクションパートのほうが好きで、勇者エクスカイザーやvsゴジラは相当好きなはずなんですが、見ていたはずなのだが全く内容を覚えていない……。

女児アニメは日常シーンが多く、その内容も結構シリアスだったりするものが多く見る機会はなし。後からどれみなんかを見ると凄いな。とか思ったりするけど、自分の世代であるセーラームーンなんか全然見てなかった。

今だから言うけど、「タキシード仮面」が「あでう」とか言ってみんなが笑っていても俺には「なんのこっちゃ?」って思ってたんだ。みんなゴメン……。

そんなこんなで、女児アニメを見始めたのもプリキュアで初。ゆりさんの功績は大きいです(笑)

このプリキュアもリアルタイムではあまりイメージがなく、変身ヒロインなのに模範的じゃないところがすごく嫌だった。
この辺はてつをとかハヤタ隊員の影響をモロに受けてるんだけど、ヒーローはカッコよくさらに日常でも子供の模範的なほうがいいと思ってた。

そんなわけで、キュアブラックに変身するなぎさの「ありえない」がどうにも受け付けなかった。

ただ、だんだん自分が年をとったり、2次元の世界に旅立ってさまざまな作品を消化することで様々な人間表現を知ってこういったヒロインに対する抵抗もなくなっていった。

そういったことを克服というか経験していって、今回の「ふたりはプリキュア
50話見て月並みだけど、自分たちの日常生活を守るために戦うヒーローという形を鮮明に打ち出せた作品だと思うし、確かにこれは画期的だと思った。殴りに行くっていうのとか。

この初代以降なんだかんだで9年目までシリーズが続いてるわけだけど、3年目でシリーズ打ち切りにならなかったのは奇跡的だったのかな……と50話見たからこそ考えさせられた。

初代でも半年の時点で一回ラスボスを葬るから、正味あのキャラクターで4回日常+敵との攻防を続けたことになる。当時見ていた人には正直苦痛だったかもしれない。その点は現状のように1年単位で変わっていくほうが飽きなくていいなと思った。

本当は1話ずつの感想とかしたほうが批評家気取りになっていいのだろうけど、9年も前のシリーズを今更語るのはいろいろな意味で自信がない。

とりあえず、この続きはストックしてあるMHのDVDBOXの感想文で。