スマイルプリキュア#03感想文【美術部員、許すまじ!!】

本作の目玉商品の一つである、キュアピース出陣回。

大友人気を理解したうえでのキャストとキャラ付けだったので、もっとカオスなシナリオを展開するのかと思ったのですがそんなことはなく、ストレートな展開でしたね。
自分はやよいちゃんが隠れてフォーゼとかゴーカイのコスプレを楽しんでいるのを、二人に見られてしまうような展開を妄想していたのですが、そこまで大友に振る必要性がないか……。


今回の流れとしては、3人目を探そうという話。
みゆきちと日野さんは転校生をこじらして転校2日目にしてクラス内で孤立状態な気がする。
元々浮いている黄瀬やよいちゃんと日野さんが仲が良かったのはこの辺の事情もあるのかな?

黄瀬やよいさんの趣味はお絵かき。美翔さんのような絵ではなく、番君に近いと思われます。また、彼女もニチアサヒーロー好きなようです。
この年齢の女の子にはなかなか言い出しにくい趣味ですね。みゆきちサブカルチャー評論家なので同類項ですが、日野さんはどうなんでしょうね?

それにしても、やよいちゃんは凄いな。学級会をしている最中にスケッチブックを取り出して内職とは……。明らかに先生から見える位置なのに……(笑)
でも中学生のころは俺も授業中自由帳をとりだして見るに堪えない絵を描いていたなぁ……。

美化に関するポスターを、完全に押し付け状態で黄瀬さんに依頼。
あまりにも黄瀬さん、他のクラスメイトとの距離感がありすぎる気がします。


今回、今までのプリキュアとはちょっと違うと思ったシーンは、美術のポスターに対しての学生の評価が妙にシビアなことです。

2話の日野さんでも思ったんだけど、今までのプリキュア候補の人たちはある程度日常生活では
やりたい放題大勝利な人たちが多かったように見えますが、今回は学校がメインになるのか学校生活でも気は抜けませんね。

とりあえず美術部の取り巻きは屋上www
こら、そこ「美化のポスターにヒーローは無いだろ」とか言わない!

黄瀬さんはこの学校のことを知る数少ない知り合いなので、今後関わってきそうなモブキャラの紹介をしていました。今回は絵のうまい人たちです。途中花咲さんがいたように見えましたが、たぶん気のせいでしょう。


後半は赤鬼襲来からアカンベェ召喚。
それに対してハッピー・サニーに変身し迎撃を図りますが、今回は戦闘が微妙でしたね。
二人揃って全く同じ戦闘方法をとり、返り討ちにされてしまいます。
テンプレどおり二人のピンチにキュアピース覚醒。
過去に「はじけるレモンの香り」と言って「は?」とか思ったこともありましたが、今回は「ピカピカピカリン、じゃんけんポン!」です。かわいいから許されたんだな。

さすがに泣き虫を看板に背負っているだけあって戦闘は苦手ですが、戦闘のプロと同様の技を使うようで、この技で今週のアカンベェ(若干ブンビーさんに似ている気がした)を撃破。

やよいちゃんは憧れのスーパーヒーローになれたことを喜ぶとともに、友人ができたことを素直に喜びました。


安定の3話。一見すると5の焼き直しに見えるが、その内情はここまではまったく違いますね。
上記にもあるように今まで「普通の女の子」と文章では言っていましたが、実際は天才・秀才タイプ(単なる頭脳だけではなくて)が多かっただけに、今回の主人公たちの日常生活はいやにシビアに写ります。そのあたりが、5人そろった後どう展開していくのか、というところでしょう。