スプラッシュスターDVDBOX感想文

今回も購入から一年以上経ってしまった中での感想であります。
プリキュアシリーズ三年目で新しい主人公としてリニューアルした本作ですが、視聴率的に中盤以降失速してしまったと言われている本作。

さんざんネタにされていますが、一体どのあたりで味噌がついたのかという事を探りながら見ていました。(もうある程度答え出てるけど)
ちなみに最初に言っておきますが、スプラッシュスターは好きなシリーズで、このDVDBOXの為に無印MHのDVDBOXを購入しています。

だから、なんだっていうんだ。

無印が都会の女の子ならSSは田舎の女の子がプリキュアに変身するというのが一番わかりやすい解釈かなと思いました。

とりあえず今回の感想文は「よかったところ」と「良くなかったところ」をいくつか挙げてみようかと思います。

【いいところ】

◎とにかく絵が綺麗

舞台が田舎という事で、自然の描写が多くプリキュアや妖精に関しても自然をモチーフにした設定が多く見られました。
作中では一年の自然の移り変わりと、そこに生きる人たちの生活模様をうまく描けていたと思います。
舞の特技が絵を描く事というのも、自然の姿を描写するにはいい特技だったのかもしれません。
最も、季節の絵を書きに行っておばあさんを書くなど主に人物(咲)を書きまくっていた舞ちゃんでしたが……。
また、舞台もシリーズが続いていくうちに一番日本のどこかはっきり分かるような舞台になる程、親しみやすい感じになっています。
まぁ、だからと言って聖地巡礼するわけじゃないけども。

○エンディングがよかった

今のシリーズはダンスを楽しんで頂くために、完全にCGで固定になってるけどフレッシュまではダンス以外のEDもありました。
個人的にはそこに映る本編以外の主要キャラクターの日常が入ってくるのが好きでした。
本編はプリキュアに変身する時間等もあるため、すべてを日常描写にするわけにいきませんがEDのシーンでは特にプリキュアである必要も無い為です。
キャラクターを判断する上で、言ってみれば本編+OPEDのキャラクター描写が総合的なキャラクターのイメージになると思うし、
特にSSのエンディングは本編で嫌ってほど見せつけてくれる2人の関係性を更に濃厚にしたような感じが出ていて好きです。
自分としては他のシリーズもこのような一枚絵を繋いだEDを見たかったというのはあります。

○敵キャラが印象に残った

これはオールスターズDX2で知るところになりましたが、敵キャラクターの個性的なこと(笑)
彼らは5までの敵のタイプである完全消滅系の敵ですが、他の敵キャラクターに比べて「悪い事をしているのに憎めないキャラクター」というフレッシュ以降の側面もありました。
満と薫が仲間になると言う事で、他の連中の改心などはありませんでしたがキントレスキーさんとかは正々堂々と戦っていてよかったです。
フレッシュのサウラーさんよりは善に近いようなキャラな気がします(笑)


【よくなかったところ】

×満と薫が怖い

SSの史上最大のミスはこの二人でしょうか。
出したという事自体は問題ないんですが、見せ方が厳しいと感じました。
他ブログ様でも見かけましたが、笑いも涙も無い無表情で冷血なキャラクターが命を狙いに来るとか怖すぎる。
あれじゃ潜入捜査にもなって無いんだよなぁ……。
結果的に友人関係になるんであれば、もっと下心を持って仲よくなるようなテンプレのキャラクターにした方が
色々な意味で悲劇的な結果にはならなかったような気はする。

子どもって、怖いと感じたらもう次から絶対見ない。
まして伝えようとした友達となる過程の感情の機微に気づけるはずも無く、毎回出てくる状況ではもう絶対見ないと思う。
言ってみりゃ平成ゴジラシリーズに「サンダ」・「ガイラ」・「マタンゴ」あたりがレギュラー出演するようなもんだ。
いくらなんでもそりゃ無茶だ(笑)

△咲と舞の差

個人の趣味にもなるから聞き流していただければよいのですが、咲と舞ってどう考えてもバランス悪い気がする。
7:3位で咲に依存してると思う。本編では咲の人の良さが前面に出て、敵である満薫を振り向かせるなど
町中の人気者のイメージで押し切っていたので舞もそれに乗っかっていく感じで事が進んだが、オールスターになったらどうか。
余計なお世話なんだが舞は誰かと喋る事が出来るのだろうかがすごく心配。

スイートでも思ったけど、芸術系のキャラクターってフィーリングが重要視されるから
視聴者の感覚にキャラクターの見方が左右されてしまうのかも。

ま、視聴者の見聞を増やしてすべてに対応させる事が出来ればいいんですがね。

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