スマイルプリキュア#38話感想文【彼らの先に待つもの】

ここ最近、完全にタイトルの#で差別化を図ることを失念していた……。ああ。

【細かい感想】
今回はストーリーパートで大局が動いたわけでもないので、少しこの先の考察をしていきたいと思います。感想としては「かわいい」の一言に尽きるからです。
この辺を深く掘り下げると、色々と思想的にヤバいんじゃないかと思われるので今回はこの辺でお茶を濁させていただければ……。


さて、現在38話で更に既に2回放送中止になっているスマイルプリキュア。残された時間はあまり多くはありません。
ただ、現状のプリキュアさんや敵さんといった主要な面々の成長や力の探求といった面は全く描かれていません。
ポップやジョーカーがたまに出てきてストーリーを無理やり進行させる位で、プリキュアさん達が自ら何かを変えようという志が全くありません。


このあたり、果たしてどうやって作っているのかなという気はします。
12話に一回ぐらいストーリーを進ませる回を持ってきて、それ以外は特に全体の話は進まないというようなブツ切りでストーリーを作っているのか、ラスト近辺に今までの話に意味を持たせるような仕組みづくりをしているのかによって、最終的なイメージが全然違ってくると思うのです。


厄介なのは前者。
これでは一年見ても、ただ絵柄が可愛かっただけで登場人物がどのような成長を遂げたのかが全く分からぬ状態になってしまう。
途中からループが決まっているのであればこの方法でもいいのかもしれないが、恐らくスマイルプリキュアの2作目という話は無いのだろう。
さすがにプリキュアさん以外にもキャンディという主要キャラもいるし、全てがおざなりになるとは考えにくいけれども……。


今回の話なんかが一番いい例で、アバンでなおの年齢的な立ち位置を見せておいて、本編があって最後に自分の考え方を少し改めて……みたいな話だったのだが、途中が丸々抜けている様な気がするんですよね。ただ内容に奇をてらっただけというか。

そりゃ、どうして心の変化が起きたかというのがわからないわけじゃないけど……。その辺は回想も交えた手法というものが必要なのではないかと考えていました。