りんちゃんさんについて

結論から言ってプリキュア5は自分の中では微妙。
現実感が無いのが問題なのか、既にヒロインが5人いて3人が詰んでるというのが気に入らない大友思考だからなのか、敵との戦いに全く遊びが無いからなのかはわからないが、そんな感情を持ってみることが多い。

もしかしたら、初めてシリーズを通してみたプリキュアが愛にあふれたラブさん主演のフレッシュプリキュアだったのも大きかったのかもしれない。
フレッシュがプリキュアを見る上での基礎になっているのは間違いないと思う。

さて、プリキュア5である。

1年以上前にかれんさんの記事を書いてから随分とほったらかしてしまったので、そろそろ次の記事もあげようかと思って書いてます。
そうは言ってもプリキュア5の面々で私的にネタになるのは前回記事の「水無月かれん」本記事の「夏木りん」そして「美々野くるみ」の三人ぐらいなのでそう長くは続かないと思いますが。

りんちゃんは当初から「のぞみの親友」というポジションで登場。
プリキュアになったきっかけも「のぞみを守るため」というかなりの入れ込みよう。
そのまま他の3人も順次プリキュアに覚醒して、物語が始まりました……。
という流れなんだけど、まずここなんだよ。気になるところは


のぞみとりんの過去に何があったかは語られないけど、小学校6年間+中学校1年という期間は決して短いものではなかったはず。少なくても親友という看板に偽りは無い。

スイートプリキュアでは響と奏が百合百合しいとか言われていたが、実際付き合いが長ければ中学2年の時点でもあのレベル近辺ぐらいの以心伝心にはなるような気はする。

そのような状況で親友が自分以外の全く知らない他人3人をいきなりスカウトしてきて、「今からこの5人で悪い人を倒す活動をします、けってーい」などと言い、更にはその横には昨日まで影も形もなかった親友の彼氏候補。しかも年上……。

今からでも遅くは無いから、りんちゃんはのぞみから離れて助っ人に行ってる部活の子たちと信頼関係を構築した方がいいよ。割とマジで。
親友という関係性として気になることがもう一つ。
りんちゃんはのぞみの事は何でも知っている様な描写があるが、ホントか?と思う場面もある。特に「のぞみとココのラブレター事件」でのりんちゃんを見てると友人の一人に落ちてしまったようにすら見える。

そもそも、何年も親友やってきていてある日突然知らないイケメンを連れてきて、それ以降彼らの家に入り浸るというのぞみを見て、のぞみとイケメンがただならぬ関係であることがなぜわからないのか?自身だって恋愛にあこがれが無いわけではあるまい。

なのに、学校で他の女子生徒からラブレターをもらうココをのぞみと見たときも、なぜかお茶らけている。あれだけわかりやすく残念な顔をする人も珍しいにもかかわらず、りんは気付かない。
それどころか、ナッツハウスではラブレターに返信しているという話を聞き「律儀だねぇ」とかどうでもいい感想を言い、その直後のぞみは腹を立てて帰ってしまっている。

のぞみが大事であると言いながら、こういう変化に気づかないりんちゃん。

人間関係に限った描写だけじゃないけど、この辺りの一貫性の無さ(彼女は多くの問題に手を出し過ぎた)がりんちゃんさんをネタキャラに昇華させてしまった間接的な原因のように思えた。
恋愛面では不遇だったりんちゃんさんだが、プリキュア5のメンバーとしては頑張った方だと思う。5人中3人に相手を用意してしまった時点で、2人は縁遠くせざる得ないので。
むしろ全員に相手役がいたら、じゃあお前ら5人で戦えよってなりそうだし。


まぁ、何が言いたいかというと自分の中での不遇さは
りん<かれんということです。