スマイルプリキュア#22話感想文【前半戦クライマックス】

前回キャンディとデコルデコールを奪われてしまったプリキュア陣営。
みゆきが七夕飾りに使用したデコルのおかげで、詰みにはならなかったもののキャンディは奪還しなきゃいけない。なら、とりあえずバッドエンド王国に乗り込むしかない。

一行はメルヘンランドを経由し、バッドエンド王国へ行くことにするが、最後のデコルを回収しにジョーカーが立ちはだかる。

オオカミ、マジョ、アカオニに比べれば三下だと思っていたジョーカーの戦闘能力はプリキュア側を大きく上回っていた。正直5人ともなんとかなるだろうと思っていただけに、歴然とした戦力差についには自らバッドエナジーを放つまでに追い込まれてしまう。

結局、何もできずにジョーカーにキュアデコル+バッドエナジーを回収されてAパート終了。


雨のメルヘンランドで今後の方向性を話し合うプリキュア陣営だが、正直考えていたよりも事が大きくなってしまったことに動揺は隠せない。バッドエンド王国に行くことは、命を懸けた戦いに身を投ずることを意味する。ここにきて、ようやくプリキュアというものの重さを実感した。そんな感じがします。

キャンディの兄であるポップはそんなプリキュア達にすがりもせず、巻き込んでしまって申し訳ないと単身乗り込む決意をする。引き留めようとするプリキュアに今までため込んでいた気持ちを打ち明け涙する。

それでも、プリキュア陣営は自分にとって何が一番大切なものなのかを見いだせず、バッドエンド王国に行くことができるギリギリまでそれぞれで答えを出すことになった。


【細かい感想】
結果的には5人揃ってバッドエンド王国に行く決意を固めるというだけのお話。

先週の次回予告でのキュアピースの表情から、どんな精神攻撃が始まるんですかね?とか思っていたが、よくよく考えたら5人が均等な力配分な時点で5のような状況にはならないだろうな。あれは各メンバーごとの依存度が半端じゃなかったから。

完膚なきまでに敗北を経験して、自分たちが行っていることの意味について考え、自分たちで選択するというのは中盤の王道展開。どの道乗り込むしかない状況ではあるんだけど、その辺を描くというのは斬新かなと。

今までだったら、ポップが泣きだした時点でそれを動機にして乗り込むとかいう展開になると思うのだが、ポップが泣いても熟考を止めなかったのはあくまでこの5人が均等であることを示しているんだなと思いました。


来週はピエーロ復活です。バッドエンド側もみんな仲良く戦うみたいですね。予告のカットインで笑ってしまった。後は予告の魔女さんの頭身が高いような気がするが……。
ピエーロ様復活やプリンセスフォームが霞むようなことにならなければいいが……。