スマイルプリキュア#34話感想文【構図が似過ぎている】

季節は文化祭みたいです。中学生で文化祭と言うのはある所無い所あるのかもしれませんが、七色ヶ丘中には存在するそうです。


みゆきたちのクラスはファッションショーをするということで決定しました。
もうちょっと男女のバランスを考えた出し物でもよかった気がしますが、このクラスは全体的に女の子が強いようです。まぁ、桁違いに強い女の子が5人もいる時点で男性優位は無かった(笑)


そんな中、クラスメイトの豊島は「俺は参加しない」と宣言して早々と帰宅してしまいます。小脇に抱えたギターに秘密がありそうです。
豊島の発言に困惑するクラスメイト、しかしみゆきは「みんな一緒にやった方が楽しいよ」と引きません。他の4人も豊島を参加させるべくみゆきに同調します。


豊島君はクラスの出し物にバンドを考えていたようですが、いくらなんでもそれは無理だと思うな。他のクラスメイトはどうすんだって話になるし。

みゆき達の他の手この手の勧誘にも豊島君はなびきません。勢い余ってなおちゃんはキレてましたが、それすらもかわしました。


結局のところ、かなり長い間むくれてしまった手前、今更頭を下げるというわけにもいかないプライドで豊島も動けずじまい。今まではその辺を敵さんにいじくられて怪物化と言う流れでしたが、スマイルではたまたまそこにマジョリーナがやってきただけ。


ギターのアカンベェを召喚し、音の攻撃で苦しめるという戦法です。一年前によく見た戦闘形式です。今週は小さい青い人や、鳥型フリーザ様などが助けに来てくれそうです。


キャンディの活躍でアカンベェを撃退、またキャンディの「自分にできることを頑張る」という何気ない一言から、ファッションショーでの音響担当(と言う名のバンド)を任せて丸く収まりました。

ラストのファッションショーはEDCDB面の曲を流しつつ「おとぎの国のファッションショー」的なもので〆。


来週は……またなんか凄そうだね。色々な意味で。





「細かい感想」

スマイルプリキュアで、全然別の人間に対してスポットを当てた話ってありましたっけ?

本来なら、こういう話を見たらプリキュア達の人となりがわかってウルトラハッピー、となるはずでしたが今作スマイルプリキュアプリキュアである5人に関連した話が大半を占めているため、それ以外の人が唐突に出てきてその人の問題を解決するというハートキャッチ的な形式は合ってないんじゃないか、と思いました。


プリキュアや5人の関係性重視の今作、日常生活におけるみゆきの立ち位置が見えてこないという事が起きます。そのような状況の中今日のようにクラスで中心的な役割になっているのもよくわからない。ファッションショーが決定したのはクラスの総意かもしれないが、その後の展開はすべてみゆき一人の独断で決定したものだ。

この辺り、夢原さんと同じような気もするが、夢原さんのカリスマが及ぶのはあくまでもプリキュアというチーム内であって、外に出ればただの人というもう一つの現実があります。みゆきもそんなキャラクターだと思っていましたが、どうやら違うようです。



次回予告を見てから思ったことですが、来週は明らかにやよいちゃんメインの話です。
正直女の子の見る番組である基本からすると、次回の話はどうなんだって気もしますがそれについては実際の放送を見てからでも悪くないのかなと。

それよりも、お当番回であるならば黄色の話より緑青の話を持ってきて今回こそ黄色で博打する回にすればよかったかも。黄瀬さんの父の日に出てきたファッションショーの設定を活かすのなら、豊島君に対して黄瀬さんがファッションを説くというのも物語としては良かった気もする。


いかんせん、みゆきの押しの強さが妙に引っ掛かった。
こんなこと言う子だったっけ?この子?みたいなアレです。